Brand History

JAMIESON’S YARN

『JAMIESON’S YARN』はプライムだけが特別に許可された衿ネームと下げ札。
プライムはJAMIESONの糸を使って中国で生産することを了解してもらってます。
JAMIESONは、伝統的なフェアアイルセーターで有名なニットブランド。
1893年創業。シェットランド島で飼育されるシェットランド羊のみを使い、紡績から編みたてまで一貫して生産しています。
1。
商品を見るとすぐJAMIESONだと判るぐらい、画像のように明るい色使いのフェアアイル柄が特徴。
かつて植物天然染料で染めてた伝統色を忠実に受け継いでます。
2。
シェットランド諸島はノルウェーとの国境付近に位置し、100ある島のうち有人島は16。
現在70人ほどの島民が暮らすフェア島(Fair Isle)は、羊の島を意味しフェアアイルセーター発祥の地。
セーターのルーツのひとつ。
3。
高い山がなく島全体が小高い丘になっている。1年中冷たい風が吹き荒れるので、山頂に高い木は生えない。
風を避けたくぼ地に家を作り、「庭に高い木を植えること」がステータスとなっている。
家の右奥に高い木がありますが、見えますか?
4。
ピート(泥炭)泥状の炭で、石炭の一種
過酷な島で神様から頂いたものが2つ、そのひとつが、ピートを言われる。
木はないが、幸いにも石炭の一種であるピートを燃やすことで暖をとれた。
5。
過酷な島で神様から頂いたもの、もうひとつがこの自然に対応できたシェットランド羊。
最も体の小さな羊で苔などを食べて生きてきた。
冬の寒さが厳しい過酷な環境で育つので、毛は保温性が抜群によく柔らかい毛質をもつのが特徴。
1998年往訪時、シェットランド諸島の人口23,000人に対し、羊が10倍の230,000頭でした。
6。
幸運にも海藻を食べる親子に遭遇
7。
PETERのお父様に紡績工場を案内してもらいました。
周りの大きな袋は羊毛の原毛を詰めたもの。
8。
社長のPETER JAMIEOSONは5代目。
30年以上の付き合いで、毎年来日した時に会食してます。
9。
『JAMIESON'S YARN』の衿ネームと下げ札
PETER社長との友情から、プライムだけがJAMIESONの糸を輸入し中国でセーターを編むことを了承してもらってます。(フェアアイル柄は生産しないとの条件)
今秋冬、シャギードック(起毛)のクルーとカーディガンを生産。
昨年からの継続品で、ボーダークルー
(左)プライム限定の衿ネームと下げ札
(右)一般的なJAMIESONの衿ネーム(シェットランド製)
(下)下げ札

10。
シャギードック(起毛)の機械
起毛させることで、空気をより含むことになり、保温性が高まる。JAMIESON社で現在も使われている起毛機
あざみの実を使ってます。
補足説明)
フェアアイルとはシェットランド諸島南のフェア島で編まれる英国伝統ニット・ウエアとその柄のこと。
カラフルな色を使い、各段ごとに異なった幾何学模様を編み込んでいく独特のパターンが特徴。
柄にそれぞれ意味があり、漁師の家紋、自然風景(港町の階段、崖)、雪柄、バイキングと戦った弓の矢。。。
「短い夏、待ち望んだ日の光の下で、醸し出す自然の多様な表情」が明るい色使いを生み出した。
フェアアイルセーターはアラン、ガンジー、ノルディックセーターと並ぶ四大フィッシャーマンセーター(海の
男の作業着)のひとつです。